「登園許可証」の必要な感染症一覧

次の感染症にかかった場合は、本人の休養と、他のお子さんへの伝染を最小限に防ぐために、登園を禁止することになっています。回復して登園する際には、かかりつけの医師に「登園許可証」を記入してもらってください。

病名 感染経路 潜伏期間 症状
インフルエンザ 飛沫感染
(発病後3~4日)
1~2日 悪寒、突然の高熱、咽頭痛、関節筋肉痛で始まる。低年齢児では熱性痙攣を起こすことがあり、発熱が長い傾向がある。
百日咳 飛沫感染 6~20日 初期の1週間は風邪のような咳、次いで特に夜間の咳が激しくなり、咳の終わりにヒューヒューと息を吸う特有の咳(レプリーゼ)が出る。
麻疹(はしか) 飛沫感染 11~13日 はじめは風邪の症状(発熱、咳、鼻汁、目やに)と似ている。発熱から3~4日後、赤い小さな発疹が耳の後ろから全身に広がる。
発疹は4~5日間皮膚に留まるが色素を残さずに完全に消える。
流行性耳下腺炎
(おたふくかぜ)
飛沫感染 2~3週間 両側または片側の耳下腺が腫れ痛い。発熱は中等度で2~3日、頭痛、開口できないため食欲減退。
通常約10日で腫れはひく。
風疹
(三日ばしか)
飛沫感染 2~3週間 発熱と同時に桃色の発疹が顔、体幹部に出る。耳の後ろ、咽頭部のリンパ腺が腫れる。
発疹は2~3日で色素を残さず消える。
水痘
(水ぼうそう)
飛沫感染 11~20日 発熱と同時に発疹が出る。赤い斑点から、水疱になり全身いたるところに出る。痒みを伴う。
1~2日後にかさぶたとなって治る。
病名 感染経路 潜伏期間 症状
咽頭結膜熱
(プール熱)
飛沫感染 5~6日 高熱が出て、目が赤くなると同時にのどが腫れて痛む。結膜の痛み、異物感、目やに、リンパ腺の腫れも見られる。
腸管出血性大腸菌
感染症
経口感染 3~5日 腹痛、大量の新鮮血または水様の下痢、嘔吐、発熱、脱水症状
流行性角結膜炎 接触感染 1週間以上 目やに、充血、発熱、涙目、まぶたの腫れ。
急性出血性結膜炎 接触感染 1~2日 発熱、目の充血、まぶたの腫れ、光を眩しがる。
手足口病 飛沫、接触、汚染された手からの糞口感染 2~7日 手のひら、足の裏、膝がしら、肘、臀部に灰色の丘疹、水疱。口内では水疱、潰瘍
伝染性紅斑
(りんご病)
飛沫感染 4~15日 両頬に紅色斑が蝶型に、四肢には網み目、レース模様柄に似た発疹が特徴。痒みとほてりがある。3~7日で発疹は消える。
伝染性膿痂疹
(とびひ)
虫刺され、擦り傷などからの菌の侵入あるいは疹との直接接触 黄色ブドウ球菌は2日、
溶連菌は10日
黄色ブドウ球菌では、薄く破れやすい水疱ができ、液が流れて更に広がる。溶連菌では膿疱やかさぶたが厚く積もった状態で発熱することがある。
ヘルパンギーナ 飛沫感染 2~7日 発熱1日、または無し。口蓋弓に沿って水疱、潰瘍を形成し痛い。そのため食欲減退するが3~4日で治る。